Images大全①~システム編~

メモリーアスリートのつぶやき

こんにちは。久しぶりの記事投稿となりました。
メモリーアスリートの山口です。

いきなり自分の話で恐縮ですが、僕は現在大学4年生です。つまり、あと半年で大学を卒業してしまいます。
卒業してからは、なかなか今と同じようにメモリースポーツをしたり、記事を書いたりといったことが出来なくなるでしょう。
そうなる前に、しっかりメモリースポーツが出来ていてその感覚が強くあるうちに、記事を書く時間があるうちに、僕のメモリースポーツの知識や感覚を残しておきたいと思いこの記事を書くことにしました。

そしてまずは、タイトルにもある通り、この記事から複数回にわたってImagesについて、いろいろ語っていこうと思います。日本語で書かれたImagesのこういう記事って少ないと思うのでぜひ皆さんの参考になればと思います。

Imagesの記憶画面(30枚の写真の順番を1分以内にできる限り速く覚える競技)

なお、このシリーズはMemory Leagueをやっていることはもちろん、ストーリー法や場所法などをある程度知っている前提で話を進めます。
Memory League、ストーリー法、場所法などを知らない方は、BSAのYouTubeチャンネルでそれらについて説明している動画があるので、そちらを先に見ることをお薦めします。

平田選手がストーリー法について解説してくれています
場所法について

それではいきましょう!

現在は場所法が最強

さて、今回のテーマは「システム」です。

この世には様々なシステムが存在します。その前提となっている記憶術もまた様々存在しています。有名どころだと「場所法」、「ストーリー法」、「ペグ法」などでしょうか。

その中でも、現在は場所法が主流というか、ほとんどの選手が場所法を使っています。ペグ法を使う選手もいますが、Memory Leagueでトップで活躍している選手のほとんどが場所法を前提として、様々なシステムを使っています。

また、Imagesと相性がいいのはストーリー法でしょう。Imagesの特徴で一番大きいのは変換作業がないことです。つまり、出てきたものをどのように場所法に落とし込むか、そことストーリー法というのはすこぶる相性がいいです。

というわけで、今回は場所法とストーリー法を使うことを前提として、いくつかのシステムを紹介します。

安定感重視の「1in1」

「1in1」、すなわち1プレイスに1イメージを置くシステムのことです。
1プレイスにつき1イメージなので、ストーリーが短くて済みます。
また、「2in1」などで起こりうるプレイス内での入れ違えが起きません。1番安定感のあるシステムだと言えるでしょう。ただ、詰め込みを除いても26プレイス必要なので、場所作りの手間がかかる、場所移動に時間がかかってしまう、というデメリットもあります。

ストーリーを作るのが苦手な人、場所移動や場所づくりにそれほど苦戦しない人に向いていると言えます。

バランス型の「2in1」

体感一番使われているんじゃないかと思うシステムです。
僕もずっとこのシステムを使っています。

1プレイスに2枚のイメージを置くので、詰め込みの4枚を除いて13プレイス(26枚)で覚えることができます。
このプレイスの少なさというのは、場所移動の時間、ルート作りなどで「1in1」よりも優れていると言えるでしょう。ただ、プレイス内での入れ違えという誰しも経験のあるミスがよく起きます。メリットやデメリットを考えると「1in1」とは真逆のシステムですね。

場所消費を抑えたい、ストーリー作りにも苦手意識がない人はこのシステムがあっていると思います。
そうでない人も、正直スタンダードという意味では「1in1」か「2in1」の二つがとっつきやすいと思うので、多くの場合ではどちらか自分に合うほうを選ぶのが無難でしょう。

ストーリー重視の「3in1」

1プレイスに3イメージを置くこのシステムは前の二つに比べると工夫が必要というか、パッとはできないシステムです。僕も一時期「3in1」に挑戦していましたが、よい感覚を得られず「2in1」に戻してしまいました。

とはいえ、世界のトップクラスの選手には「3in1」を使っている人もいます。
Memory Leagueで活躍しているポーランド人のJan Zoń選手はまさに「3in1」の使い手で、8.86秒のベストを持っています。彼は1番目、2番目、3番目の画像がどのように働くかというルールをあらかじめ作り、それに基づいてストーリーを作っているそうです(1枚目が2枚目を通り3枚目に落ちる等)。

「3in1」は「1in1」や「2in1」に比べプレイス内のイメージ数が増えるので、ストーリー作りが得意な方に向いていると言えます。ただストーリーがどうしても長くなるので、Jan Zoń選手の例で出したように、自分の中で明確にルールを作る必要があるでしょう。

ストーリー特化の「4in1」、「5in1」

ここまでくると1プレイスに4枚か5枚の画像を使うので、ストーリーの意識が相当強くなりそうです。
プレイス内のストーリーを正しく作らないとプレイス内の順番ミスが起きますし、ストーリーに注力しすぎて場所への意識が薄まると覚えたストーリーがどこのプレイスの物だったか忘れてしまいそうです。

Imagesに限らず全種目で「2in1」を使っている僕からするととても難しそうに見えますが、これらを使っているトップ選手がいることもまた事実です。
また、1ルートのプレイスが少なく(「5in1」ならたったの5プレイス!)場所移動の負担が少ないので、もしかしたら「2in1」の進化版という意味で「4in1」が利用される未来もあるかもしれません。

まだそれほど主流ではないので研究や改良の余地は大きく残されていると言えます。ストーリー作りが得意な人は挑戦する価値が十分にあるでしょう。

システム編まとめ

このように様々なシステムがあり、それぞれにメリットやデメリットがありますが、上位者の中でも使われているシステムはばらついており、どれがいいかは人によって異なるようです。

上図のように、ストーリーやプレイスといった部分で特徴が異なるので、自分に合ったシステムを探してみてください!

次回は「Imagesの練習方法について」です。お楽しみに!