センター試験の記憶

メモリーアスリートのつぶやき

青木です。
つい先日共通テストが終わりましたね。

今年は嫌な事件もあり、ある意味非常に記憶に残る年だったと思います。

僕にとって毎年この時期になると思い出されるのが、15年前浪人時代に受けた共通テストの前身となるセンター試験です。

今回の記事は少し暗めの記事になりますが、今回BSAマガジンで初めて、僕の経験した受験についてとそこから今思うことを少し語りたいと思いますので、興味のある方は気晴らしに読んでみてください。

僕は都内の進学校に通っていて、なんとなく医学部に行きたいと思うようになり、高校2年生の夏終わりくらいから本格的に受験勉強をスタートしました。
受験者層が高校受験とは大きく違うので、大学受験は高校受験のように甘いものではなく、なかなか成績が伸びずあっけなく浪人しました。

そしてその後の浪人時代のセンター試験の時の話です。

生物基礎&生物ではなく、生物 Ⅰとなっていたりと科目名が違うので、時代を感じますが、

僕が浪人生だった当時のセンター試験の時間割を調べると以下の科目を受験していました。

2007年1月20日()1日目
9:30〜10:30 政治経済
11:15〜12:15 地理B
13:30〜14:50 国語(現代文・古文・漢文)
15:35〜16:55 英語(筆記)
17:35〜18:35 英語(リスニング)

2007年1月21日()2日目
9:30〜10:30 生物 Ⅰ
11:15〜12:15 数学 Ⅰ・A
13:30〜14:30 数学 Ⅱ・B
15:15〜16:15 化学 Ⅰ
17:00〜18:00 物理 Ⅰ

のフルタイムで受験をした記憶があります。

理科3科目、社会2科目、数学も国語も英語もすべて受験しているというのは今の時代では考えられないかもしれませんが、決して趣味で10科目も受験していたわけではありません。

当時の僕は国公立の医学部を志望しており、国立の医学部は最低でも理科2科目・社会1科目・国語(現・古・漢)・数学2科目・英語2科目(読・リス)の合計8科目を受験する必要がありました。
どこの国立大学でも、得点率は80%切ったら足切り、80%台前半だとかなり逆転が必要という状況だったので、最低でも85%、できれば90%以上を取らないと地方の国立でも合格は難しい時代でした。(今でも同じくらい難しいと思います)

また北海道大学や佐賀大学などの一部の大学の医学部では、理科3科目をやっていないと受験できないという学校もあったり、ごく一部の医学部ではありますが、公民ではなく、地理か日本史か世界史(いわゆる教科書が分厚いやつ)でないと出願できない大学もありました。

流石にいくら医学部志望の人たちは高学力層とは言え、そりゃ苦手科目はありますし、年による問題の難化や時間配分のミスなどにより失敗することは当たり前に起きます。
保険をかけるという意味で、理科2科目の大学を受験する場合でも、理科3科目と社会2科目を受験することも当時はそこまで珍しくなかったのです。(僕の場合、地理Bは地理が好きでそんなに勉強しなくても、割と点数が取れたこととセンター試験に空き時間を作ることが嫌だったので受験していました。)

流石に15年前の受験の資料は実家にも残ってませんし、細かい得点は覚えていませんが、おおよそ全科目で80%程度だった?と思います。
特に苦手の古文で大失敗し、20点/50点程度しか取れなかったこと、得点源の生物と化学で90%を切ってしまったことが敗因だった記憶があります。(数学と英語もピリッとせず80%台だったはず….)

センター試験の失敗から二次試験の配分が高く、一発逆転の可能性のある九州大学や熊本大学の医学部を受験し、見事撃沈しました。これは二次試験で逆転する力がなく不合格。手応えもなかったので、完全に実力不足だったと思います。センターで85%以上取れていてもだめだったと思います。

その結果、ただ家が近いからという理由で受験した私立大学の明治大学 農学部に進学しました。

入学式で、明治大学の理系学部は自宅近くの明大前の和泉キャンパスではなく、神奈川県の生田キャンパスだということを知って絶望したのは、今となっては完全に笑い話です。

この記事を読んでくださっている方の中に受験生がいるかどうかはわかりませんが、僕のようにキャンパスを勘違いし、自宅から1時間半以上かかるキャンパスに4年間通うのは非常に大変です。
特に理系の場合は、大学3,4年生になっても実験や研究などがあり、週4,5くらいは通学すると思います。
時間のかかる通学は非常に時間を無駄にすることになるので、志望度の低い大学を受験する場合でも、キャンパスをしっかり確認して受験することをおすすめします。(当たり前か…)

また理系の場合は大学院を意識することが多いと思いますが、大学受験で失敗しても次の大学院受験で挽回することが可能です。

明治大学の農学部は、日本で一番偏差値の高い私大農学部ということもあり、肌感覚ではありますが、周囲の友人たちは国立大学(特に旧帝国大学)を落ちた人が非常に多かった印象です。
大学院は内部の研究室に進学した人もいましたが、それ以上に外部の大学院に進学する人は少なくありませんでした。

僕は一度社会人を挟みましたが、大学院は東京大学に進学することができ、今更感はありますが、大学受験の苦労が少し報われた気がします。
大学院では何どのような研究をしたいのかが一番大切ですが、大学院入試で大学受験のリベンジも可能です。自分の大学に不満がある方は外部の大学院を受験することも検討してみても良いのではないでしょうか?

僕は失敗の大学受験しか経験をしていないので、あまりポジティブな話があまりできませんが、受験を失敗してしまった方に言えることは、受験後や入学してしばらくは、辛い日々を過ごすことになると思います。
時にはふと「今までの勉強は無駄だったのではないか?」「周りの人ばかりうまくいっていてなんで自分ばかり…」「なんのため生きているのだろうか?」と思うこともあると思います。
少なくても当時の僕はそう思っていました。

それでも今の現状を受け入れて前を向いて進んでいくしかありません。
僕なんかが偉そうに言える立場ではないですが「人間の本質は、苦しい時、調子の悪い時、うまくいかない時に出る」と思っています。
うまくいかない時こそ落ち着いて、今できることや当たり前のことを淡々と粛々とやっていくことが非常に大切だと思い自戒しています。

僕ももし医学部に進学していたら、おそらくメモリースポーツと出会うこともなく、挑戦もしてなかったと思います。気持ちをうまく切り替えて前向きに生きていたら物事は少しずつ好転し、短期的に見て失敗に見えることでも長い目で見たら、それが不思議と後になって「それはそれで良かったのでは?」と思えるように変わっていくこともあると思います。

少々暗めでとりとめのない記事になってしまいましたが、僕のセンター試験やその後の受験をふと思い返してこんなことを感じたので、記事に書いてみました。