こんにちは。メモアカの青柳です。
寒くなってきたので、温かい紅茶を飲みながらこの記事を書いています。皆さんも体調にはお気をつけください。
前回は立体パズルに起こりうる現象の1つ、EO(イー・オー)について書かせていただきました。非常に長く面倒くさい内容だったと思います(一部の人には役に立った、としたら嬉しい)。
今回はメモリースポーツについて書いていこうと思います。
今年の8月1日、オンラインで記憶術を習得するためのサービスである「メモアカ」がリリースされました。もしかしたら読者のなかには、もうすでに使っているという方も多いかもしれませんね。僕もリリースされたのち、この「メモアカ」を使って記憶術の練習を行っていました。特に顔と名前記憶に力を入れていました。
顔と名前記憶というのは、人の顔と名前を一致させて覚えていくという種目です。人の顔から特徴を発見し、それらを名前と関連付けるという覚え方が一般的らしいです。これは数字記憶やトランプ記憶で使われる「場所法」ともまた異なりますね。こういう、少し変わったこともやってみよう。そう思った次第です。
この記事では、僕が顔と名前記憶に取り組んだ7日間について書いていくつもりです。練習のなかで得られた気づき等をおおまかにまとめている日記のようなものだと思ってください。すでにメモリースポーツに取り組まれている方にとっては既知もしくは違和感のある内容かもしれませんが、温かい目で読んでいただければ幸いです。
1日目
まずは「メモアカ」を使って、顔と名前記憶のやり方を学びました。
「メモアカ」のマイページを開いて右上にある「コース一覧」をクリックしましょう。次に、下にスクロールすると「顔と名前記憶法」という欄が見つかると思います。そこから顔と名前記憶法をゼロから学ぶことができます。
顔と名前記憶のやり方は以下の通りです。
Step1.人の顔をみて、特徴を結びつける。
Step2.名前を身近なものに置き換える。
Step3.Step1とStep2で得たイメージをストーリー法で結びつける。
詳細は「メモアカ」等で確認してみてください。
1日目は記憶法を理解することに集中しました。今まで実践したことのない覚え方でしたから、身につけるのに時間がかかりました。でも確かに上記のように覚えれば、顔も名前も覚えやすいのかもしれません。
僕は、記憶術の根幹にあるのは「覚える対象に強い印象を与えること」だと思っています。そのためにイメージやストーリー法を使うのでしょう。顔と名前記憶もそのような「記憶の基本」の上に成り立っているのですね。
2日目
2日目からは実践練習に入りました。
「メモアカ」のマイページを下にスクロールすると、「トレーニング一覧」という欄が見つかります。そこにある「顔と名前を覚えよう」をクリックしましょう。そうすると顔と名前記憶の練習ページが展開されると思います。僕はこのページを使って実践練習をしていました。

このトレーニングでは自分で覚える人数を設定することができます。なので最初は少ない人数から、慣れてきたら人数を増やすというレベル調節が可能です。
僕ははじめは9人から挑戦しました。いざやってみると、、、
難しい!!!!!!!!!!!!!!
1日目に顔と名前記憶のやり方は身につけたはずなんですが。。。
人の顔から特徴を抜き出すというのがなかなか難しいんですよね。記憶の混同を避けるために、9人覚えるなら9人とも異なる特徴を選ぶ必要があります。でもそんなこと意識していたら素早く覚えることなんてできませんよね。あっという間に制限時間(60秒)がきてしまいました。

3日目
サボりました。。。
しまなみ海道に行ってました。よって、練習できていません。。。
4日目
4日目は前回から少し難易度を上げて、12人に挑戦しました。
1日空いてしまったのですが、どういうわけか前回よりもすらすら覚えられるようになってました。相変わらず顔の特徴を抜き出すのは慣れなかったですが、名前を身近なものに置き換えるというステップはスムーズにできるようになっていたと思います。レミニセンス効果というものでしょうね。
※レミニセンス効果について(Wikipedia参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9

さらに4日目から日常生活でも人の顔を観察することを意識するようになりました。顔をみて特徴を探すという練習です。これまでは「鼻」とか「額の大きさ」とか「眉毛」など、限られたポイントしか見ていませんでした。
だから、特徴を抜き出すのに時間がかかっていたのでしょうね。
なので、道ですれ違った人の顔を見たりして「抜き出す特徴」の選択肢を増やす訓練を始めたわけです。このように練習してみると、見るべきポイントはまだまだたくさんあることに気づかされます。「彫りの深さ」とか「首の長さ」とか。あと意外と服の形状や色も記憶の手がかりになると思いました。
5日目
5日目も4日目と同様、12人覚える練習をしました。顔の特徴を抜き出す練習をしていたからか、以前よりも記憶スピードが上がっていたように思います。
着実に成長しているのが実感できました。
6日目
この日も覚える人数を12人に設定して練習していました。5日目と比べて特に大きな変化はありませんでした。強いていえば正答率100%の頻度が増えてきたことくらいかな。
相変わらず顔の特徴を抜き出すのに時間がかかっていました。確かに日々の生活のなかで人の顔を観察することでだいぶマシにはなったのですが、まだまだ苦手意識がありました。
ですが、こうやって頭を悩ませているうちに、思いついたことがありました。それは「人の雰囲気を覚える」ということです。「真面目そうだなぁ」や「優しそうだな」など、(どちらかというと)主観的な「雰囲気」を積極的に使った方が記憶スピードは上がるではないかと思いました。
探すのではなく、自然と思い浮かんだイメージを使う。顔と名前記憶に慣れてきたら、こっちのほうがもしかしたら有効なのかもしれません。形而上のものであれば、すべて頭の中で完結できますしね。
ここまで考えたところで眠気が襲ってきたので、この覚え方の実践は次の日にお預けということになります。
7日目
最終日です。
この日は覚える人数を15人に設定して練習してみようと思いました。15人というのは「メモアカ」で設定できる最大の人数です。だから、これで正答率100%出せたら「顔と名前記憶できるようになったよ」と言ってもいいのかなと思います。
6日目に思いついた「人の雰囲気を使って覚える」というやり方を試しに実践してみました。そしたら、、、

一発目で正答率100%が出ました。やったーーー!
制限時間(60秒)ギリギリでしたが、インプットがスムーズに進んでいくのがわかりました。人の雰囲気を使うという覚え方が意外と自分にははまっていたのかもしれません。
とにかく、これで満を持してPCを閉じることになります。
まとめ
というわけで1週間、顔と名前記憶のトレーニングをしてきました。慣れない記憶法だったので最初は覚えるのに苦労しましたが、1週間も練習すれば日常生活で使える程度にはなりますね。
この記事が特に参考になることはないと思いますが、みなさんが「メモアカ」を使うきっかけになってくれればと思います。
ここでメモアカメンバーの、顔と名前記憶(MLではNames)の自己ベストを確認してみましょう。
青木選手:25人、60秒
荒井選手:27人、48.63秒
小林選手:30人、38.39秒
土屋選手:29人、59.93秒
平田選手:30人、46.34秒
外園選手:30人、37.25秒
山口選手:30人、52.40秒
筆者:15人、60秒
。。。。。。。。。。。。 ありがとうございました!!!!!