メモリーアスリートあるある50個【地方局のアナウンサーに詳しくなりがち】

メモリーアスリートのつぶやき

こんにちは!メモリーアスリートの平田です。

僕はよく「メモリーアスリート」という肩書を使うのですが、いまだに定義が分かっていません。ほとんどの人はその生態もよく分かっていないでしょう。そこで今回はメモリーアスリートのあるあるを50個紹介していき、どんなことを考えている人たちなのかを知ってもらいたいと思います。

というわけで、日本にいる推定100人のメモリーアスリートに刺さるあるある、聞いてください。

※メモアカメンバーにも一部考えてもらいました!

メモリーアスリートあるある50個

1: トランプをダースで買いがち

メモリーアスリートが参加する記憶の大会では、トランプの並びを覚える種目があります。

このように大量のトランプを用意する必要があるため、だいたいダース単位で注文します。バイスクルというマジシャンも使うような良いトランプを買うことが多いです。Amazonにはマジシャンだと思われています。

2: 買った直後にジョーカーを捨ててしまう

せっかく良いトランプを買ったのに、メモリースポーツではジョーカーを覚えることが無いので、捨てます。

あるいは、捨てるのがもったいない選手はジョーカーだけ別で取っておくので、「ジョーカーだけのデッキ」ができあがります。でも出番はありません。

3: 部屋の模様替えに躊躇しがち

メモリーアスリートは「場所法」という記憶術を使って色んなものを覚えていきます。自分の身近な場所に覚えたいものをイメージしていくという技なので、予め脳内に場所が順番通りに保管されているんですね。

なので、模様替えをしてしまうと、脳内の場所と実際の場所がズレてしまって違和感を覚えます。

4: 旅先で場所を作りがち

場所法でたくさんのものを覚えるためには、それだけたくさんの「場所」が必要になります。身近な場所では量に限界があるため、旅行の時はここぞとばかりに場所を増やしていきます。

そして、旅先で泊まるホテルを場所にしすぎて、似たような部屋の場所を持ちがちというのもあります。

僕は2017年に大会遠征した韓国のホテルの部屋を今でもよく使います。

5: 散歩が趣味になりがち

場所を増やそうとすると旅以外でどうするか。散歩をします。家の周りや大会会場の周りを散歩して、場所を増やしていくことが多いです。

また、普段から歩くことでリラックス状態を保ったり、適度な運動によって頭を働きやすくしたりといった目的で散歩を趣味にしているメモリーアスリートも多いです。僕はインドアなので脳内散歩ばかりですが。

6: 音楽を聴いている時、同じ音楽を前にどこで聴いていたか考えがち

人間の記憶は「場所」と強く密接していて、違う日に同じ場所を通ると、前に通った時に何を考えていたか、何をしていたかが自然と思い出せる時があります。

逆に同じことを考えているときに、以前どの場所でこれを考えていたかな?というのも思い出せることが結構あります。音楽だと音と場所が結びついているのでさらに思い出しやすいですね。人間の脳は不思議です。

7: 持っている場所の量が戦闘力みたいになる

場所が多ければ多いほど覚えられるキャパシティが大きいということになります。記憶のスピードには関係ないですが、絶対量が増えるということですね。

そのため選手間ではよく「何個場所持ってる?」とか「あのトップ選手は数千個も場所があるらしい」という話になります。多ければ「すげ~」と思われるので、戦闘力みたいでかっこいいです。

ちなみに私の戦闘力は500です。ラディッツ編の悟空くらい。

8: 脳内を見たいと言われがち

記憶術を知らない人からすれば大量のものを覚えていくメモリーアスリートは超能力者に見えるので、「脳内が見たい」と言われます。

「実はこういうテクニックを使って、ただ頭の中の場所に強烈なイメージを想像しているだけなんだよ~」と説明すると、「なおさら脳内が見たい」と言われます。

僕も頭の中でとんでもないことが起こっているので、見せられるものなら見せたいです。ただ絵が絶望的に下手なので、絵で伝えられるメモリーアスリートがうらやましいです。脳波を読み取って映像化する技術が待ち遠しい。

9: 作った場所の建物が変わると少し悲しい

部屋だったら自分で模様替えをしなければ良いだけですが、街並みを場所にしていた場合は大地主にならない限り全てをコントロールすることはできません。

僕は渋谷の街を場所にしているのですが、もうほとんど変わり果てた姿になってしまっています。少し悲しいですが、脳内で場所は生き続けています。

10: 覚えた過程を披露すると引かれる

場所法と共によく使われるのが「ストーリー法」という覚えたい単語で奇天烈なストーリーを作って覚える方法です。面白くて変な話であればあるほどインパクトに残って覚えられるので、記憶の過程を話すとたいてい引かれます。

脳内を見たいと言われて、見せたら見せたで引かれてしまう、そういう職業です。楽しいですね。

11: 車のナンバープレートを見ると変換しがち

数字を記憶するために、メモリーアスリートは予め「13なら椅子、45なら棚」など変換イメージを作っています。この変換のスピードの速さが非常に大切です。

なので日常生活を送りながら鍛えるために、道ですれ違った車のナンバープレートを見るとそのまま変換してしまう癖があります。

12: デジタル時計で変換すると60以降おろそかになりがち

ナンバープレートと同じ理屈で、デジタル時計の秒数表示を見ながら次々に脳内変換していくのもよくやります。

これだと一定のリズムで変換しなくてはいけないので良い練習になるのですが、残念ながら60以降は出てこないため、おろそかになりがちです。

なんてマニアックな動画だ

13: 覚えたい数字が奇数桁だとがっかりする

多くのメモリーアスリートは2桁ずつ数字を区切って覚えているので、日常生活でとっさに覚えたい数字が奇数桁だった場合がっかりします。不思議かもしれませんが、15桁覚えるよりは16桁覚える方が簡単なのです。

郵便番号も電話番号も奇数桁なのが許せません。

14: 電話越しの電話番号くらいならメモせず覚える

電話越しに電話番号を言われてあたふたすることありますよね。古のメモリーアスリートであれば「スポークンナンバー」という聞き取って数字を覚える種目を練習しているので、メモ無しで乗り切ることができます。

メモリースポーツの中で1番難しい種目

15: 雑音に慣れるために大会前はカフェで練習しがち

メモリースポーツのオフライン大会の最大の敵は雑音。雑音の中でも集中して覚えられることがメモリーアスリートに必須の条件です。

これを鍛えるためにカフェが最適です。図書館は静かすぎてダメ。カフェで練習していたら後ろの人に覗き込まれて変な人だと思われがち、までがセットのあるある。

16: テレビ出演時は共演者のプロフィールを事前に覚えがち

期待されているので…。超人ではないので地道に覚えてから行きます。スタジオまでの行きの電車か楽屋で詰め込みがち。

17: 練習するサービスが無さ過ぎて自作しがち

マイナー過ぎて誰も練習用のサービスを開発してくれないので、自分で作りがち。

簡単な所で言えばExcelで乱数を表示させて数字記憶をしたり、すごい所で言えば専用のアプリを作ったり…。

メモアカも是非。アスリート自作の最高峰がMemory League(メモリーリーグ)だと思っています。

18: 地方局のアナウンサーに詳しくなりがち

数字の練習は何とかなっても、日本人の顔と名前を覚える種目は素材が無いので練習が非常に難しいです。

そこでメモリーアスリートが編み出した技が、地方局のHPを見て、アナウンサーの顔と名前をセットで覚えるという練習方法です。これは奈良県で記憶力日本選手権大会が行われていた時代のメモリーアスリートあるあるですが…。

19: 友達に卒業アルバムを借りようとするも、さすがに一歩留まりがち

HPですら覚え尽くしてしまったらどうするか。友達ですね。友達に卒業アルバムを借りて、クラスのページを覚えようとします。でも、ここで自分が「記憶に飢えたモンスター」であることに気が付いて引き返します。記憶力より友達が大切です。

そこでタレント名鑑をひたすら覚えていくのに切り替えがち。

20: 日本チャンピオンが多いがち

ごめんなさい。誰も嘘はついていないので許してください。

※一応補足すると、種目ごとにチャンピオンが生まれたり、主催団体によって複数の日本/世界大会があったりするので、年に複数人の日本チャンピオンが存在し得ることになっています。オリンピックで優勝するのとワールドカップで優勝するのとどっちが世界一か?みたいなもんです。

日本ランクがありすぎた時代

21: 嫌いなものほど覚えていられるので自分のトラウマと向き合いがち

強く印象に残ったものの方が記憶に残りやすいので、自分が嫌いな単語や写真は皮肉にも覚えやすいです。

そのため、敢えて自分の嫌いなものを想像してトラウマと戦いながら覚えるという漫画の主人公みたいな選手もたくさんいます。

ちなみに僕は動物が苦手なので、写真を覚える種目で動物が出ると「ウッッ」と思いながらも速く覚えられます。ただ、残念なことに植物に関しては苦手どころか無関心すぎるので(花の名前を5種類くらいしか知らない)、植物の写真はなかなか覚えられません。好奇心が大事です。アナウンサーを覚える前に花を覚えろ。

22: 芸人の発想力に本気で感動しがち

テレビの企画でよく芸人の方に記憶術を伝授するというものがあります。記憶術はほとんど発想力勝負というか、与えられた単語でどれだけ面白いストーリーや映像を作れるかという戦いになるので、芸人さんは本当に強いです。

毎回その発想力に感動して、「この人がメモリースポーツを始めたら勝てないな…」と思っています。

23: タクシー運転手にも感動しがち

道覚えすぎていてすごい。お客さんの顔と名前を覚えている方もいるし、メモリースポーツに1番向いている職業なのでは?と思います。海馬も発達しているらしいです。

24: 友達を脳内でひどい目に遭わせがち

数字やトランプの変換の際、PAOシステムという記憶術を使うのが最近の主流になっています。これは、身近な人や動作に変換しながら勝手にストーリーを作るというものなのですが、その特徴から「友人がひどい目に遭う」というストーリーが自動的にできてしまいがちです。本人には言えません。

脳内でひどいストーリーができても、テレビで披露する時は穏やかなストーリーに言い換えがち。

やっぱり脳内を見る技術は作らないでほしい。

25: モンゴルの好感度が上がりがち

メモリースポーツの強豪国と言えばモンゴルです。強い選手が山のようにいます。国際大会でよく会う選手もいますし、モンゴルすげ~と好感度が上がりがちです。

また、先ほどのPAOシステムもモンゴルで誕生したと言われているので、日々モンゴルに感謝しながら記憶をしています。

26: Facebookが海外の友達の投稿で埋まりがち

メモリースポーツの情報の多くがFacebookでやり取りされています。海外選手の多さやフレンドリーさ、そして日本人のFacebook離れが相まって、もう投稿のほとんどが海外の友達になっています。

Twitterが中心になっているのは日本くらいですね…投稿が増えてきて嬉しい限りです。

27: 大会前に英語インタビューの練習しがち

メモリースポーツの大会では、海外選手によって生配信されているものもあります。そうなると、試合後にインタビューがあるので、よく使う表現を英語で練習していきがちです。

海外選手との交流が増えたり、英語を使う機会が増えたりするのはメモリースポーツの良い所ですね。選手との日程調整も英語でやるので、僕は翻訳ソフトに頼りっぱなしです。

28: 英語のネットスラングも覚えがち

メモリーリーグで海外選手と対戦をするとよくチャットが飛び交います。

gg(Good Gameの略)とかgl(Good Luckの略)とかを言い合うので、自然と覚えていきます。オンラインゲームあるあるかもしれない。

29: 記憶力には自信がない

えー、記憶力には自信がないです。記憶術を使えるだけで、記憶力が良いかと言われると自信がないがち。そしてこれを謙遜だと捉えられがち。

30: いつから記憶力が良かったの?と聞かれがち

今でも良くないんですと答えがち。その後メモリースポーツを始めたきっかけを話しがち。

31: ワンダーワンダーか99人の壁の影響でメモリースポーツを始めがち

ワンダーワンダーの世界大会特集か、99人の壁の記憶力クイズがきっかけで始めたメモリーアスリートが多い印象です。前者で始めたのが僕、(僭越ながら)後者に出たのが僕です。

32: 記憶術に関する情報が少なすぎて英語で調べがち

マイナースポーツあるあるですが、日本語で得られる情報が少なすぎて、高度な技を知るためには英語で検索しないといけません。最近は翻訳が増えてきたり、日本人選手が多く情報発信をしてくれたりと、大分恵まれた環境になってきました。

信じられないかもしれませんが、6年前は場所法を調べるのも大変だったんですよ…

33: 場所作りのために道で立ち止まって写真を撮りがち

風景ではなく看板やポストを撮りがち。そして怪しまれないか心配になりがち。

スマホに謎の「場所⑬」みたいなフォルダができがち。

34: 寝る前に1回だけ対戦をしようと思っても結局1時間やっちゃいがち

メモリーリーグの場合は1試合が5分で終わるので、さくっと1回だけやって寝るか~と思っても、対戦後にチャットで相手から「again?」と言われたら、にっこにこで「Yes!」と答えてしまいがち。

次はより良いスコアが出るかもしれないという中毒性があります。気付けば1時間くらいやっちゃいがちです。

そして頭が冴えてしまって寝付けないがち。

35: 同じ数字が並ぶと逆に覚えにくい

数字を覚えているときに「11111111」など同じ数字が続いていたら結構覚えにくいです。普通に考えたらすぐ覚えられそうですが、どんな並びでも2桁ごとに区切って覚えるので、同じイメージが連続してしまい混乱します。

また、メモリーリーグで4桁ずつ表示させている場合、「4182」「4182」など同じ4桁が連続すると、「あれ、今次に進むボタン押せてたっけ?」と不安になって1回戻りがちです。そして大抵「やっちまった、負けた」と思うが相手も同じことをしているので結局実力通りの結果になりがち。

「123456」と続いているのも一瞬「アッ」と意識してしまいリズムが崩れがち。

36: 初対面の人の名前がメモリーリーグによく出てくる名前だとテンションが上がる

メモリーリーグで名前を覚える種目では、頻出の名前がいくつかあります。

こんな感じの種目です。「翔太」さんや「杏奈」さんなどはよくお見掛けしますが、この例だと「琉聖」さんや「理仁」さんは少し珍しいので、リアルでお会いできると「あの琉聖さんだ…!」と感動してしまいます。

僕が出会いたいのは「昊」さん。よく出題されます。

37: ドラマや小説で場所法が取り上げられると嬉しい

シャーロックですね。これきっかけで場所法を知ったという方も結構いらっしゃいます。

38: 大和郡山市に愛着湧きがち

メモリースポーツをいち早く日本に取り入れて、独自の大会を開催していたのが奈良県の大和郡山市。毎年記憶力大会をやっていて、その中に「記憶力日本選手権大会」という部門がありました。(※2020年以降この部門のみ休止しています)

メモリースポーツの国際団体が日本に進出するまではこの大会が唯一の日本一を決める大会だったので、古くからやっていたメモリーアスリートにとっては大和郡山市が記憶の聖地です。

年に1回この場所でしか会えないレジェンドのメモリーアスリートがいがち。

大和郡山市と言えば金魚と記憶がち。

みんな会場のやまと郡山城ホールで場所作りがち。

昼休みは脳を休めるために会場付近を散歩しがち。

そして毎年会場の隣でやっている盆梅展が気になりがち。

息抜きに競技の部も見に行って、ちょっと一緒にやってみちゃいがち。

自慢の部に癒されがち。

選手同士で帰りに京都駅でご飯食べがち。

入賞したらおいしい生卵もらいがち。

入賞したらボードゲームもらいがち。

これがきっかけでカタンにハマりがち。

実はこの大会でもらえるカタンが通常バージョンとは違うことに後で気付きがち。

卵とゲームと参加賞で帰りの荷物パンパンになりがち。

2年目以降はこれを見越して大きいスーツケースで行きがち。

と思ったら毎年強い選手が出てきて入賞も難しくなりがち。

途中経過が発表されて初参加の選手が上位にいると湧きがち。

その選手と交流しがち。

初参加の選手はここで国際大会の存在を知りがち。

そしてFacebookを登録して気付けば海外の友達の投稿で埋まりがち。

・・・はい、大和郡山市の記憶力日本選手権大会あるあるでした。これだけで50個出せそう。

古のメモリーアスリートにしか通じません。楽しかったなぁ、また出たい。

39: イヤーマフをしていても結構音は聞こえるのに言い出せない

記憶中は集中するためにイヤーマフというのを着用するメモリーアスリートがほとんどです。

イヤーマフはヘッドホンの形をした耳栓ですね。海外で銃を打つ時に着けるやつです。

使いすぎると壊れて中身が出がち

周囲で友達が見ていたり、テレビの収録で実践したりする場合ももちろん着けて覚えるのですが、案外音は聞こえます。雑音は消えるけど、話し声は聞こえます。

でも記憶中なので「聞こえてるよ!」とも言い出せないですし、終わった後も気まずくてなかなか言えません。

「わ~今記憶中なんですね、集中してますね!」という実況がとても聞こえていて全く集中できていません。これでもパフォーマンスを出せるのが強いメモリーアスリートです。

耳栓+イヤーマフで二重防音もしますが、それでも聞こえるものは聞こえます。

40: PCの通知設定に詳しくなりがち

メモリーリーグではパソコンを使ってリアルタイムで対戦を行います。その間は覚える画面に集中したいので、途中でPCの通知が出てこないように設定を変える選手が多く、その過程で詳しくなっていきます。

僕はメモリーリーグを始めるルーティンとして、スマホをサイレントモードに、PCのLINE通知をオフに、ブラウザで他のタブでTwitterなど通知が出てくるものは全て閉じ、空気清浄機を静音モードにしてから始めます。現代人は大変ですね。

本当に大事な試合になってくるとインターホンも消します。

音量の調節をせずに対戦を始めると、開始時になる「カンカーン!!!」の音にビビりがち。

41: 敢えて円周率は覚えないがち

メモリーアスリートがよく聞かれる質問の一つが「円周率もたくさん覚えているんですよね?」なのですが、敢えて覚えていません。数日あれば5000桁くらい覚えられると思いますが、挑戦したことは無いです。

円周率を覚えてしまうと、そこに場所が使われてしまい、普段の練習で記憶できる容量が減ってしまうからです。

ただし円周率記憶はギネス記録になっていて注目も浴びやすいので、メモリースポーツを数年間「休止」して円周率に挑戦する選手もたまにいます。そのくらいロマンのある分野ではありますね。

42: 覚えていないフリをすることもある

メモリーアスリートという肩書は変に目立つため、一度しか会ったことの無い方にも「自分のこと覚えていますよね?」と聞かれるプレッシャーと戦っています。(実際にこんな意地悪な質問をされることはほぼ無いです)

そのプレッシャーからか一度同じ空間にいた人は頑張って覚えておこうという気持ちも働きます。

例えば僕は大学生の時に大教室で受けていた授業で、毎回全員出席が取られていたので、話したことは無いけれど全員の名前を何となく覚えていたこともありました。その後たまたま別の場所でその人と会った時に、「初めまして」と挨拶をされ、「いやぁ実は同じ授業を受けてたんだけどな」とは言い出せず、覚えていないフリをしたこともあります。覚えられていたら気持ち悪いかなと思い…。

目先の記憶力より人間関係の方が大事です。

43: 大会前日は練習しない

場所法を使って場所にイメージを置くと、次の日もかすかにその記憶が残っていて新たにものを覚えられないという現象があります。この残ってしまっているイメージをゴーストと呼ぶのですが、ゴーストを消すために大会前日は敢えて練習をしないというのが最善の選択肢になることが多いです。

普通のスポーツだと大会前日にウォームアップや調整をしがちなので、意外に思われるかもしれませんね。

ゆっくり寝て、栄養を取って大会に挑みます。

ただ、選手の中には前日も全く同じだけ練習をして普段通りの状態に持っていくべきだという人もいます。

それぞれのタイプの選手は、逆のパターンもやってみるけど結局合わずに戻しがち。僕は練習しない派です。

44: なんだかんだ覚えるよりメモした方が良い

メモリーアスリートが何を言ってるんだという話ですが、覚えるよりメモした方が良いですよ、普通に。

もちろん覚えることはできるんですが、それだけ意識を持って行ってしまうので、可能であれば外部媒体に記憶を保存していた方が脳を効率よく動かすことができます。考え事に集中できますね。

ただ、「メモしなくてもその気になれば覚えられる」という自信があるので、心にゆとりは生まれます。

45: 色んな記憶術を試して、編み出すけど結局場所法に戻ってくる

メモリーアスリートは全員経験してるんじゃないかと思います。「誰も気付いていないけど場所法より効率的な記憶術があるんじゃないか?」と思って試行錯誤するんですが、結局場所法が最強だということに気付きます。シモニデスありがとう。

ただ、顔と名前の記憶などはまだ確固たる記憶術が完成されていないので、諦めずに探し続けています。技術の進歩がブレイクスルーになるような気がしています。

こうやって定期的に新しいシステムを研究します

46: ルービックキューブにハマる時期が来る

数字や単語記憶などのメモリースポーツをやる選手だけがメモリーアスリートではありません。世界にはブラインド種目と呼ばれる、「ルービックキューブを目隠しで解く」という種目をやる選手もたくさんいます。記憶術を使いこなしているので、僕は彼らもメモリーアスリートだと思っています。

メモリースポーツとスピードキューブ、元々は遠い界隈だったのですが、近年かなり近い関係にあると思っています。特にブラインド種目では、ストーリー法や場所法などメモリースポーツと全く同じ記憶術を使っているので、知見を交換し合うということも増えてきました。

初めての出会い

そして、お互いの大会に参加し合ったり、二刀流でやっていく選手も多くなってきています。

素晴らしいことですね。お互いの競技の発展にも繋がると思います。

僕もブラインドの大会に出たことがあります

メモリースポーツは全て脳内で完結するのに対して、スピードキューブは脳内の記憶が手を通じてパズルにアウトプットされるので解いていて気持ちの良さがありますね。

その快感もあって、メモリースポーツだけをやっていた選手も一度はルービックキューブにハマるということが多いと思います。海外にもどちらの大会でも好成績を残しているメモリーアスリートがたくさんいます。

47: 何かを忘れた時に「忘れました」と言うのが悔しくて「失念しました」と言いがち

メモリーアスリートも普通に忘れますが、人間なので悔しくて言い方は濁します。

ちなみに韓国のメモリーアスリートも、何か忘れ物をしていた時に「깜박했다(うっかりしてた)」と言いがちだそうです。世界共通の感覚ですね。

48: 忘れ物をするといじられがち

記憶術と物忘れはほとんど関係がないので、メモリーアスリートもよく忘れ物をします。「それでもメモリーアスリートか!」といじられます。

世界のトップ選手も、メモリースポーツの世界大会の帰り道に切符を無くしてしまったというのが鉄板エピソードとしてあります。

49: 結局なんで覚えられているかが自分でもよく分かっていない

メモリーアスリートは研究者や脳科学者ではないので、記憶術がなぜ機能するかはよく分かっていません。

使うプロなので実践はできるのですが、結局なんでこんなに覚えられるんだろう?と自分でも不思議です。

仕組みが分からないと使う気になれないよという人は、一回飛び込んでみると良いかもしれません。脳や記憶は神秘すぎて、誰もよく分かっていないのです。分からないけど、使えることは確かなんです。面白い世界ですよね。

50: 楽しい

メモリースポーツは楽しいです。楽しいがち。これに尽きます。

まとめ

メモリーアスリートあるある、いかがだったでしょうか?

メモリーアスリートの方はあるあると共感してくれたら嬉しいです。中には古の選手にしか通じないものもあったかも…。

メモリーアスリートではない方には、選手って日々こんなことを考えているんだなぁと面白がってもらえたら嬉しいです。

あわよくば共感できる人がもっと増えれば良いなと思います。本当に楽しい世界なので是非始めてみてください!