帰ってきた記憶の戦士 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog メモリースポーツのパイオニア 青木健のブログ Tue, 14 Sep 2021 01:44:32 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.5.9 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/wp-content/uploads/2019/05/cropped-faviconWP-2-32x32.png 帰ってきた記憶の戦士 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog 32 32 トランプ記憶ブーム到来!! https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/339/ Tue, 17 Mar 2020 15:27:23 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=339 日本にトランプ記憶ブームが来ています!!

2〜3年前にトランプ記憶で1分以内で記憶できる選手は日本国内では数名でしたが、今は二桁を超えています。
またもう少し幅を広げてグランドマスター獲得条件の1つである2分以内となると30名以上はいると思います。

メモリーアスリートもここ1年ほどで10倍に増えており、日本も選手層が厚くなり、レベルが非常に上がっていると感じます。
Twitterでもトランプ記憶で検索すると毎日のようにツイートされていることがわかります。
キューバーの方々も続々と参入されています。

先月の三鷹SCC 2020では小林瞭選手が日本記録を樹立しました。
その時の動画もあるので、トランプ記憶をやっている方には一度は見ることをおすすめします。

ちなみに小林選手は先日自己ベストを出されたそうで、そのタイムはなんと23秒!!
トランプ記憶で世界のトップレベルまで一気に駆け上がりました!

タイムを縮める面白さ、52枚覚えた時の達成感!
大会に出ると仲間と競える面白さを感じることができます!
トランプ2パックあれば誰でもできるので、みなさんもぜひ挑戦してみてください。

日本メモリースポーツ協会では、トランプ記憶の大会SCC(Speed Cards Challenge)を2ヶ月に1回ほどのペースで開催しています。
SCCでは10種目の大会では2回しかチャレンジできないトランプ記憶を5回挑戦でき、5回の中で一番良いスコアをとる単発記録、一番良いスコアと一番悪いスコアを除き、3回の平均をとる平均記録の2種類の結果で競います。選手の戦略によって、単発記録狙いでいくのか平均記録狙いでいくのか左右されるので、戦略によっては下克上が起きやすいルールになっております。

トランプ記憶の方法は以前僕の記事にまとめてあるので、見てみてください。

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SFCとJGCのすゝめ https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/298/ Thu, 17 Oct 2019 15:15:41 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=298 今回の記事はメモリースポーツとは直接関係ない内容なので、メモリーアスリートの方は読み飛ばしてしまってもOKです。関係があるとすれば、遠征をする際に役に立つことがあるその程度です。
飛行機好きのための記事です。飛行機好きはぜひ読んでください。

今回のタイトルにあるSFCは、慶應大の湘南藤沢キャンパスではありません。笑
今回の記事の内容のSFCとはSuper Flyers Cardで、JGCは、JAL Global Clubの略称で、航空会社(ANAJAL)の上級会員制度についてのお話です。
航空会社の上級会員は一言でいうと、「たくさん飛行機に乗る人は特別扱いをしてあげるよ。」というものです。
「たくさんってどのくらい乗ればよいの?」という質問もよく聞きますが、これは乗る距離や予約するチケットのクラスにもよりますし、国内線か国際線かにもよるので、一言では言えませんが、かなり大雑把に言って最低でも「羽田-那覇」くらいの距離をひたすら往復するとして、月に1往復(回数でいうと、月2回・年間24回)は乗らないと厳しいと思います。

僕はメモリーアスリートとして、BSAやメモリースポーツ協会としての活動としてだけでなく、平日はサラリーマンとして日本全国を飛行機で飛び回り仕事をしています。
メモリースポーツの活動と合わせると、国内線・国際線合わせて2018年はなんと!81回も飛行機に乗りました。休日なしで単純に1年間365日で割っても4.5日に1回は飛行機に乗るという普通に生活していたらなかなか乗らないような回数です。
そのような生活も現在も含めて20代中盤から約5年間も続けています。
そんなこともあり、仕事や遠征などで飛行機に乗りまくっていたら自動的に上級会員になっていたという感じです。

左下:SFC 右下:JGC

今回の主題のSFCというのは、ANAでプラチナ会員以上(JALの場合はサファイア会員以上)になると発行できるクレジットカードのことで、そのクレジットカードを発行し年会費(約1万円)を払っていれば、その後一切飛行機に乗らなくても半永久的に上級会員を保証してくれるという素晴らしい制度なのです。
JGCはそのJAL版ということになります。

世間にはこのSFCやJGCをゲットするために休日に自腹で飛行機に乗る修行僧と呼ばれる方もいるようで、どちらか一方を獲得するだけでも、最低でも40〜50万円はかかるそうです。

そこまでして取る人がいるSFCJGCの主なメリットは以下の通りです。
・国内線、国際線の優先チェックインカウンターを使用できる。
・一部空港では、優先保安検査場を利用できる。
・国内線、国際線のラウンジに無料で入室できる。食事やシャワーなどももちろん無料。
・飛行機の機内へ優先搭乗ができる。
・到着時に預けた荷物を優先で受け取ることができる。

・欠航時や空席待ちなどの場合、一般客よりも優先される。
・足元の広い席などの良い席は上級会員のみに事前に開放されている。
・マイルがたまりやすい。
・たまに国際線では座席をアップグレードしてくれることがある。

・手荷物許容量が増える。

など自分が実際に体験してよかったと思えることだけでもこれだけあります。
しかもこれはSFCの場合はANAだけでなく、同じスターアライアンスに加盟する28社でもほとんど同じ待遇を受けることが可能です。
JGCの場合は、ワンワールドに加盟する14社でもほとんど同じ待遇を受けることが可能です。

先週アジア選手権のためにインドネシアのバリ島に行きましたが、その際はJALとのコードシェア便のガルーダインドネシアに乗りましたが、上記のようなメリットを享受することができ非常に快適な旅になりました。

わざわざ1から修行する必要はないとは思いますが、もし仕事で飛行機に乗る機会が多い方で自然にプラチナ会員(ANA)サファイア会員(JAL)に到達する場合やもう少しで届きそうという場合はどちらかは、持っていて損のないものだと思うのでオススメします。

どっちがオススメか迷われている場合は、自分の家から一番近い空港に就航している会社を選択することが一番ではありますが、東京や大阪、福岡などほとんどの空港で両方の航空会社が就航していると思いますので、その場合はSFC(ANA)を選ぶ方が良いと思います。
SFCJGCの主な違いは以下の通りです。
・加盟会社の数がANAの方が多いので国際線に強い
・JGCはワンワールドでは2番目の上級会員(サファイア)だが、SFCはスターアライアンスでは最上級会員(ゴールド)だから
・アップグレードポイントなどの細かい特典がSFCの方が優れている

メモリーアスリートの皆さんもそうでない方もこんな制度があるということを知っているだけでも違うと思うので今回は紹介させていただきました。 以上です。

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グランドマスター獲得しました! https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/284/ Sat, 12 Oct 2019 15:05:55 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=284 10月5〜6日にインドネシア・バリ島でアジア選手権が開催されました。今回のアジア選手権には私も参加してきました。
アジア選手権は大陸レベルの大会なので、ジャパンオープンや韓国オープンなどとは少しルールが異なり、10種目中5種目の時間が長く設定されています。

アジア選手権・ヨーロッパ選手権etc:インターナショナルスタンダード
ジャパンオープン・韓国オープンetc:ナショナルスタンダード

なんて呼ばれています。
大会による時間の違いについてはまた別の記事で書いて行こうと思います。

最近は平日の仕事やBSAの仕事、メモリースポーツ協会の仕事などが非常に忙しく、正直ほとんど練習ができておらず、トランプ記憶のみを行うSCCも今までの貯金でプレイしているような状況です。

そんな状況でなぜあえて大変なアジア選手権に参加したのかというと、BSAのメンバーが行くため一緒に帯同するからという理由もありましたが、一番の目的はタイトルにもあるグランドマスターを取ることでした。

そもそもグランドマスターをご存知ない方もいらっしゃると思いますので、記載をしていきたいと思います。

グランドマスター
メモリースポーツの国際団体が定める一定の基準をクリアすると付与されるタイトルです。各基準は大会をまたいで達成してもかまいません。グランドマスターの基準は各団体によって異なります。現在グランドマスターを付与している団体はWMSCとGAMAの2つの団体があります。
GAMAの基準
①「スピードカード:120秒以内」
②「30分カード:6パック以上」

③「30分ナンバー:600桁以上」
④「15分単語:50個以上」
⑤「総合スコア:3000ポイント以上」

WMSCの基準
①「スピードカード:120秒以内」
②「60分カード:10パック以上」
③「60分ナンバー:1000桁以上」

今回の大会はGAMA主催の大会なので、上の青の太字の基準を満たす必要があります。
私の現在(アジア選手権前まで)の記録は、
①「スピードカード:72.9秒」
②「30分カード:5.17パック
③「30分ナンバー:670桁」
④「15分単語:129個」
⑤「総合スコア:3423ポイント」

で残り赤字の部分は昨年のアジア選手権で30分カードは9パック+9枚を覚えましたが失敗し、4パックを間違えてしまっていたため獲得できず….。
今回の自分のコンディションは非常に悪く、大会に向けた調整も全然できていなかったので、練習でもスコアは悪かったですが、7パックだったらギリギリいけるだろうということで大会の直前は30分カードのみの練習に集中し、他の種目は捨てるくらいつもりで大会に参加しました。

悪い意味で予想通りで、初日の全ての種目でベストスコアを出すことはできず、初日の最終種目の30分カードを迎えました。30分カードまでに「15分 顔と名前」「30分 二進数」 「5分年号」「スピードナンバー」「5分イメージ」を記憶していたこともあり、かなり疲れていました。
そのせいか、1〜6パック目までを約8分で1度記憶し、1〜6パック目の復習に入った段階でも、全く記憶に残っておらず、ほとんど初見のような状況でした。当初8パック記憶して、2パック外しても良いという作戦で行くつもりでしたが、途中で6パックをノーミスで確実に覚えきるという作戦に変更しました。

結果として作戦変更があたり、6パック+3枚を記憶し、1箇所迷った箇所はありましたが、なんとかパーフェクトで回答し、基準である6パックをギリギリで超えることができ、無事グランドマスターを獲得しました。総合成績は散々でしたが….。笑

表彰式で賞状をいただきました。

アジアメモリースポーツ協会協会長のアンディ氏と
いただいた賞状がコチラ

ネット上にもちゃんと掲載されていました。
http://asia-memory.org/athlete.php?gm=1

以前はグランドマスターを達成することも非常に難しかったため、タイトルは1つしかありませんでしたが、現在はグランドマスターも1〜9段まで設定されています。
※ちなみに今回僕が獲得したのは1段です。
1〜9段まで合わせて世界で108名(日本人選手僕を含め2名)の選手がおり、最高位の9段はアメリカのアレックス・ミュラン選手のみが獲得しております。

最高位9段の基準は、
①「スピードカード:25秒以内」
②「30分カード:16パック」
30分ナンバー:1600桁」
④「15分単語:180個」
⑤「総合スコア:8000ポイント」

です。

9段を獲得するのはめちゃめちゃ大変ですね…。
メモリーアスリートにとってグランドマスターは1つの目標になると思うので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

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必見!トランプ記憶攻略法〜回答編〜 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/269/ Sat, 12 Oct 2019 12:32:59 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=269 以前の記事で「必見!トランプ記憶攻略法〜準備編〜」と「必見!トランプ記憶攻略法〜記憶編〜」という記事を書きました。もしご覧になっていない方はそちらをご覧ください。今回その続編として「必見!トランプ記憶攻略法〜回答編〜」というテーマで記事を書いていきます。

前回までの記事でトランプを記憶することまではできるようになったと思います。
今回の記事では覚えたトランプの順番を回答していく手順について説明します。

回答の流れ
①もう1組のトランプを取り出す②手元に横並びに広げる③脳内で1つ目のプレイスから想像し、そのプレイスにおいたイメージのトランプを選ぶ残ったトランプから空いているプレイスに当てはめていく

①もう1組のトランプを取り出す
覚えたのとは別のトランプ1組を取り出しましょう。
回答用のトランプの順番は自由に並べてよいので、自分の探しやすい順番に並べておきましょう。
ちなみに僕の場合は、
「♥1〜13・♦1〜13・♠1〜13・♣️1〜13」という順に並べています。

②手元に横並びに広げる
いろいろな回答方法がありますが、全てのカードを横に並べて回答するスタイルが一番早くておすすめです。

僕は左利きなので、右利きの方はカードの重なりや数字とマークの位置は逆になります

③脳内で1つ目のプレイスから順に想像し、そのプレイスにおいたイメージのトランプを選ぶ
1プレイス目から何のカードがあったか想像してみましょう。わかるプレイスからどんどん答えを作っていきましょう。制限時間が5分と短いので、わからないところは飛ばし、わかるところからどんどん答えを作っていきましょう。

④残ったトランプから空いているプレイスに当てはめていく
全てのプレイスでキレイに全て思い出せることは稀だと思います。
その時は残ったトランプを端から確認をして、どこに入るか考えてみましょう。

以上のような順番で回答をすれば良いと思います。

こんなときどうする?
・2択で迷ったとき….
回答の時に2択で迷うことが度々あります。
「2プレイス目は、♥1だったっけ? いや♦1か? どっちだ?」
そんな時に備えて迷った時はどうするべきかを事前に決めておきましょう。
ちなみに僕は2択で迷った時は必ず変更する(後に思いついた答えにする)ことにしています。
これは答えを変更しても変更しなくても、正直どちらでも良いのですが、事前に決めておくことで外したとしても後悔しないようにするためです。

・記憶時に記憶時間が残ったとき….
記憶時間は5分で記憶時間開始のタイミングから記憶し1分で記憶が完了した場合4分回答時間まで待たなくてはなりません。しかし、この時間の使い方が非常に重要です。
この時間は脳内で回答しておきましょう。
当たり前ですが記憶時間に回答用のトランプに触れることはできません。
しかし脳内で1プレイス目から最終プレイスまで辿って少しでも回答を作っておきましょう。
ここでどのくらい回答を脳内で完成させることができるかで成功率が大きく変わります。

上記のポイントを抑えて回答をしてみましょう。

大会を意識する場合は、回答時間も5分で行う必要があります。慣れるまでは回答時間が5分は非常に短く感じるかもしれません。最初は5分以上かかっても良いので、納得できる答えを作るようにし、回答のどこの部分に時間がかかっているのか確認しましょう。
その原因をつぶしていくうちに回答もどんどん早くなると思います。
また早く覚えられるようになると、脳内での回答時間も増えるので、成功率がグッと高まります。

最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、諦めずトライしてみましょう!

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必見!トランプ記憶攻略法〜記憶編〜 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/244/ Tue, 03 Sep 2019 12:00:20 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=244 前回の記事でトランプ記憶をするにあたって準備として必要なことを書きました。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらからお読みください。

今回は実際にどのようにトランプを記憶していくのか書いていきたいと思います。
トランプの記憶の流れは以下の通りです。
※1つのプレイスに2枚のトランプを置く方法(2 in 1)で説明します。

記憶の流れ(2 in 1 の場合)
①トランプを見る②単語に置き換える③イメージに変換④ストーリーを作る⑤プレイスに置く

それでは1つずつ見ていきましょう。

①トランプを見る
トランプをみます。(♥3・♠7)

②単語に置き換える
♥3→はさみ・♠7→砂時計

③イメージに変換
はさみ→はさみのイメージ 砂時計→砂時計のイメージ

はさみのイメージ・砂時計のイメージ

④ストーリーを作る
イメージでストーリーを作る

はさみが砂時計に切りかかる

⑤プレイスに置く
プレイスに作ったイメージを置く
※1プレイス目がドアの時

ドアをイメージする
ドアの前で
はさみが砂時計にきりかかる

家のドアが1プレイス目で2プレイス目が玄関の場合、次のトランプは「♦1:たい焼き・♠6:スロットマシーン」という風になるので、次のプレイス(玄関)でそのイメージをしてあげます。
上記の流れを繰り返し26回各プレイスで行えば、52枚を記憶できます。
とてもシンプルです!
もし1プレイスあたり3枚置く場合(3 in 1)は、
1つのプレイス置くイメージ数が1つ増えプレイス数が17プレイスに減ります。

丁寧にするとかなり手間がかかるように見えますが、
なれるとこの流れが1秒以内でできるようになる人もいます。
始めたばかりの段階だと②単語に置き換えるに時間がかかります。
徹底的に訓練をし、トランプをみた瞬間単語が出るようにしましょう。
早く覚えようとすると、「③イメージに変換」が雑になりがちですのでご注意ください。
イメージ変換がおろそかになると記憶しているつもりでも回答時全く記憶に残っていないということになります。
上記の通りやってみると最初は時間がかかると思いますが、徐々に早くできるようになるので、ぜひトライしてみてください。

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おすすめの絵本 〜 その1〜 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/260/ Fri, 27 Sep 2019 22:00:14 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=260 普段はメモリーアスリートとしてコーチとして活動していますが、本や絵本を読むことが好きであり、だいたい月に8冊くらいは本を読みます。
記憶とも少なからず関係があるので、随時ではありますが読んで個人的に良いと思った絵本を紹介していきたいと思います。

ということで記念すべき第1回は誰もが知っているだろう超有名作『ぐるんぱのようちえん』です。

西内 ミナミ 作 / 堀内 誠一 絵
福音館書店

今から50年以上前の1965年に発売された作品ですが、今でも販売されている超ロングセラーの名作です。

商品説明
ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞうです。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、色々な仕事場で一生懸命に働きますが、つくるものが大きすぎて失敗ばかり。そんなときぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話をたのまれたぐるんぱは、とても素敵なものを作ります。それはぐるんぱが作った大きなものでたくさんの子どもたちが遊べる、すてきな幼稚園でした。

という内容の作品です。幼いころは大きな車や大きなビスケットを作っていてとても楽しそうだなと感じ最後には大きなお皿のプールに靴の滑り台、とても大きくて美味しそうなビスケットがあるそんな幼稚園に行ってみたいと思っていました。

しかし、大人になって読んでみるとぐるんぱは悲しい象だったということに気づきました。
仲間の象たちは汚れて臭いぐるんぱの体をキレイに洗って働きに出してくれますが、もしかしたらぐるんぱ嫌われ者で象の社会から追い出されたのかもしれません。
人間社会に出てもどこで働いても「もうけっこう」と言われクビにされ、ついに居場所がなくなってしまいます。そして行き場がなくなったぐるんぱは幼稚園を開業し、子どもたちに囲まれ楽しそうに過ごしている様子が最後に描かれハッピーエンドで終わります。
子どもはもちろん楽しめますが、大人でも就活生やうまく職場馴染めなかったりや人間関係に悩んでいる人にも勇気を与えることのできる作品だと感じました。

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必見!トランプ記憶攻略法〜準備編〜 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/205/ Sat, 31 Aug 2019 16:00:35 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=205 メモリースポーツの一番の花形競技と呼ばれるのがトランプ記憶(スピードカード)です。どんな競技か見たことがない方は僕が大会で記憶している様子を動画で撮影したのでリンクを貼っておきます。実際にはこの動画の記憶の作業に追加で、「回答+答え合わせ」という全体の流れがあります。

青木が城南SCCでトランプ記憶をしている動画です。


「こんなのできっこないよ!天才だからできるんじゃない?!」なんて思われるかもしれませんが練習さえすれば誰でもできるようになります。

また「そもそもスピードカードとトランプ記憶って何が違うの?!」思われる方もいらっしゃるのかもしれないですが、どちらも基本的に同じ内容です。
5分以内で記憶し、5分以内で回答する種目をメモリースポーツではオフィシャルにスピードカードと呼んでいるのです。
トランプ記憶の方が広い意味で、その中にスピードカードが含まれるっていうパスタとスパゲティみたいな感じでしょうか?笑

本題に戻りまして、とりあえずトランプ記憶を行うには料理を作るのと同じように材料集めなどの下準備が必要になります。以下の内容を参照してした準備を行いましょう!

準備
①トランプを2組購入する。
②トランプ52枚のイメージを決める。
③場所(ルート)を準備し、1つのプレイスにいくつのイメージを置くのかを決める。

以上で準備は終了です。

と言っても少しわかりにくいと思いますので順に説明していきます。

①トランプを2組購入する。
トランプはどんなトランプでも構いません。値段を抑えたいのであれば100均で2組購入しましょう。消費税入れても216円(10月からは220円)で済みます。
※トランプを2組購入するのは、記憶用と回答用が必要なためです。
個人的には記憶用のトランプと回答用のトランプで色を分けてあげることをおすすめします。
僕は記憶用を青回答用を赤にしています。
僕が青を記憶用にしているのは、苗字が青木という理由なだけなのでどちらが記憶用でも構いません。笑

②トランプ52枚のイメージを決める。
トランプ52枚を覚えると言っても、
「♥3・♠7・♦1・・・・・」という風にマークと数字を覚えている訳ではありません。52枚のトランプそれぞれに事前にイメージを決めておきそれを記憶しています。
♥3:はさみ(ハートのさん→はさみ)
♠7:砂(スペードのなな→砂時計)
♦1:たい焼き(ダイヤのいち→たい焼き)
という風に記憶するのです。
52個のイメージは人によって違うので自分で作ることをおすすめします。

③場所(ルート)を準備し、1つのプレイスにいくつのイメージを置くのかを決める。
イメージを52個決めても、そのままでは順番は覚えることができません。
その順番を覚える方法は、ストーリー法場所法というやり方がありますが、
ストーリー法のみで52枚覚えるのはかなりしんどいので場所法を使うことを強く推奨します。
ですのでここでは場所法で行うことを前提に書いていきます。

場所法に関しては、記憶するものを自分の身近な場所に置くというやり方です。
身近な場所は自宅でも学校や会社などどこでも良いので決めてあげます。
自宅の場合は、玄関のドア、郵便ポスト、靴箱、トイレなどのように自宅の中に細かい場所があると思います。ちなみに自宅のような場所全体をルートと呼び、玄関のドアなどルートの中にあるいくつかの場所をプレイスと呼びます。
トランプ1パック分で1つのルートに割り当て、プレイスの順番通りにトランプのイメージをおいてあげます。1つのプレイスに1つ置く場合はトランプ52枚で52プレイス必要ですし、1つのプレイスに2枚置く場合は半分の26プレイスが必要です。
ここで1つのプレイスにいくつ置くのが正解というのはありません。人によって異なります。
もし悩むようでしたら、1プレイスに2つのイメージか3つのイメージでやることをおすすめします。そのようにおすすめする理由は、1プレイスに2つのイメージか3つのイメージでやっている人の割合的が多いからです。
ちなみに、僕の場合は1つのプレイスに3枚のイメージを置くので必要なプレイス数は17プレイス(余り1枚)になります。各プレイス内での順番はお話を作って記憶します。
もしストーリー法や場所法を詳しく知りたい方は、BSAで講師もしてくれている平田くんの本が非常にわかりやすく書いてあるので、そちらを参照してみてください。

上記のような3ステップで準備は完了です。
ということで準備は全て整いました。あとはトランプの順番を実際に覚えてみるだけです。
次回の記事では実際の、覚え方についてと回答の仕方について解説していきたいと思います。

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幼少期(特に未就学児)には絵本がおすすめ! https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/133/ Mon, 26 Aug 2019 15:26:38 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=133 今回はいつもと違い真剣で硬い内容で書いていきたいと思います。

メモリースポーツを通して日本国内問わず各地で講演をさせていただく機会があったり、様々なメディア出演の機会をいただいたりするにつれて講演会や僕の運営しているBSAには、多くの熱心な保護者の方からこのような質問やお問い合わせをいただくことがあります。

うちの子は保育園(幼稚園)に通っているのですが、記憶力をよくしたので記憶術を教えてもらえますか?」や「まだ3歳なのですが記憶力が非常によくこの能力をもっと伸ばしたいです。どうすれば良いですか?」などというご質問です。

どの親御さんもお子さんの幸せを願ってやまない気持ちがとても伝わり「どうにか力になりたい!」と思い、今回このような記事を書かせていただきます。

今回の内容は、タイトルにもある通り、ずばり幼少期(特に未就学児)には絵本がおすすめという話です。

普段BSAでは小学生からシニアの方の幅の広い年齢層の方々に記憶法やメモリースポーツを教えていますが、記憶法は基本的に記憶術とも呼ばれテクニック(技術)です。
記憶力というと一種の超自然的な印象を持たれてがちで、少しオーバーに言うと「記憶力がよくなれば勉強で困ることなんて一切ない!」なんて誤解されることもしばしばです。
当たり前ですが数学の問題を解く計算力や国語の読解力などは別の力ですし、記憶に関して「数字を何千桁も覚えられる!」、「英単語の暗記が5分間で50個は覚えられる!」というのも、一朝一夕で得た力ではなく、どうやれば1桁でも多く1秒でも早く覚えられるのかということを理詰めで追求し、地道な努力を日々重ねた上で身につけられるものなのです。

記憶力を向上させるのに、理論的な思考が必要不可欠なわけなのですが、その理論的な思考ができるのにはある程度肉体的にも精神的にも成熟する必要があるので、早くても小学1年生から、個人的には小学3年生くらいから始めるのがベストだと感じています。

しかし、ただ歳を取れば良いかというわけではなく、論理的で深い思考ができることが大切です。メモリースポーツ(記憶法)の場合、他のスポーツと違いどのように覚えているのかということを直接見ることができないので、覚えている様子を見て、どのように覚えているのかという判断をすることが一流の指導者でも非常に困難です。自分がどうゆうところがうまくいかないのか、なぜ間違えたのかということをコーチやチームメイトに相談したりうまく説明する必要があります。
その上でどのようにトレーニングしていくのか解決していくものです。

人間は思考は言葉で行い、自分を表現することも言葉で行います。
言葉を鍛えるには、綺麗な日本語や多くの言葉が使われている絵本に親しむことが非常に良いのです。(絵本にもいろいろな作品があるので、全ての絵本が良いわけではありません。)

論理的な思考や自分を表現するということ以外にも、記憶することの基本としてイメージ化するということが非常に重要です。
テレビアニメやYouTubeのなど動画は受動的でボーッとしていてもどんどんお話が進んでしまいますが、絵本は静止画です。絵本は両親や園の先生などの大人から読み聞かせをしてもらうことで、能動的に耳で話を聞き絵を見て頭の中で想像する(イメージ化)ことでお話を楽しみます。絵本体験が豊かな方は読み聞かせをしてもらいながら、まるで絵本の中のキャラクターが動いているような体験をした方もいらっしゃるかもしれません。幼いころは一生懸命イメージ化しようなんて意識していなくても、お話を楽しむことで自然とイメージ化できており、そのような力が養われると言われています。もちろん他にも絵本にはいろいろな良い効果があります。(ここでその内容に触れると話がそれてしまうのでここでは書きません)

このような話をすると、「頭がよくしたいから絵本を読み聞かせをする方が良いんだ。」、「子どもをしつけたいから絵本を読み聞かせをするべきだ。」と誤解されるかもしれませんが、それは目的と結果が逆転していると思います。
大人が読書を楽しむように、子どもは絵本を読み聞かせをしてもらい楽しみます。知識を得るためだけに本を読んでいても楽しくないように、結果を求めて絵本を読んでも楽しくありません。絵本は、大人は読書をするように、もともと子どもが読み物を楽しむために作られたものなのです。絵本を楽しんだ結果、いろいろな効果が得られるということです。

絵本を読み聞かせする上で大切なことは、あまり肩肘はらずシンプルに、大人が子どもと一緒に楽しんで絵本を読んであげることが大切だと思います。

今回は真剣な保護者の方々にお答えするということで、かなり硬い内容であまり面白みのないになってしまったかもしれませんが、
次回以降「どのような絵本を読んだらよいのか?」、「どういう風に絵本を読んだら良いのか?」という記事やおすすめの絵本という内容でも書いていきたいと思います。

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ブラインドキューバーの道〜その2〜 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/209/ Sun, 25 Aug 2019 10:28:32 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=209 「1ヶ月くらい前にブラインドキューバーの道〜その1〜」というテーマで記事を書きました。

この1ヶ月しばらくブラインドキューブについて全く更新をしていませんでしたが、決してサボっていたわけではありません。笑
エッジ:M2法
コーナー:old pochmann法
という方法を使っているというのは前回最後に紹介しましたが、この1ヶ月間いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、少しやり方を変えることにしました。

通常は以下のようにひらがなで文字をふることが多いと思います。
文字の配置は人によって多少違うと思います。

僕も今までこのように行っていましたが、先月から以下のように数字に変更しました。

数字で記憶するメリット
レターペアを作らなくて良い
・メモリースポーツで記憶している数字のPAOシステムが使える
・他のキューバーより大量記憶に慣れているので、記憶面でのデメリットが少ない
キューブの練習をしながら数字記憶の練習にもなる

数字で記憶するデメリット
・記憶量が2倍に増える
奇数回目か偶数回目の区別がつきにくい(M2法では奇数回目か偶数回目かの区別が重要)

レターペアというのは、ひらがなの文字の組み合わせ全てのパターンで言葉を作ることです。
(Ex. は・に→”はにわ” き・は→”きはだまぐろ” など)です。
2文字で1つのイメージにするので非常に効率が良いシステムです。
数字の場合は、32→”酒”というイメージになるので単純に記憶量が倍になるのです。

通常ブラインドキューブから入る場合はおすすめできないシステムですが、メモリーアスリートとしての活動がメインで、そこまでブラインドの練習に時間を割くことができないという方にはアリなんではないかなと思います。
今のところ、記憶量は2倍に増えたものの記憶面ではそんなに問題は感じてはいません。
しかし、分析実行がかなり遅いので、そこが一番の課題ですね。
そこの部分が解消されるとある程度良いところまで行けるのではないかと思っています。

ちなみに今後、記憶面に課題を感じたら、個人的には日本語の記憶システムではなく韓国語が得意なので、ハングルを利用した記憶システムにも挑戦したいと思っています。

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出張授業 in 熊本 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/199/ Fri, 16 Aug 2019 15:03:18 +0000 https://brainsportsacademy.net/takeru_blog/?p=199 メモリースポーツをテレビやラジオなど様々なメディアで取り上げていただくことが増えてきています。そのような経緯もあり最近は出張授業のオファーをいただくこともあります。
そんなこともあり、お盆休み中に熊本で出張授業を行ってきました。

出張授業は8/13〜15の3日間で1日約90分の授業を行いました。年齢層は小学校1年生から大人まで幅広く非常に和気藹々とした雰囲気で楽しく授業をすることができました。

授業の詳細はあまりお話できませんが、ざっくり言うと主に記憶の基本となるストーリー法や場所法をメインとしてそこからトランプ記憶に派生していくという流れでお話をし、その後ストーリー法や場所法を学習に活かす方法なども実践を通して行いました。

参加してくださったほとんどの方が、イメージや場所を使うことなどを実践できるようになり、いろいろなものを記憶できるようになることを実感していただけたようでした。

最終日には希望者のみスピードカードチャレンジ(SCC)に挑戦していただき当初は2回くらいで良いと言っていた方々も、最終的には5回全て挑戦するというスピードカードの楽しさに気づいていただけたようで、しかもたった3日間合計4時間程度の授業で27枚記憶できた方もおり、SCCも大成功に終わりました。

熊本SCC2019の様子

「また来年も!」とのお声もいただけたので、また来年も熊本にお邪魔して授業とSCCができたらなと思えた非常に充実した3日間でした。熊本の皆様ありがとうございました!
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