知識バンク | BSAマガジン https://brainsportsacademy.net ブレスポしようよ!BSA ブレインスポーツアカデミー メモリースポーツ Tue, 21 Sep 2021 02:40:03 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.4 https://brainsportsacademy.net/wp-content/uploads/2020/07/cropped-favicon-32x32.png 知識バンク | BSAマガジン https://brainsportsacademy.net 32 32 知識バンク⑤「誤解されやすい都市」 https://brainsportsacademy.net/1894/ https://brainsportsacademy.net/1894/#respond Wed, 06 Oct 2021 11:00:00 +0000 https://brainsportsacademy.net/?p=1894 久々に知識バンクの記事です。どーも青木です。 今回はいつものテイストとは変えて早速皆さんにクイズです。 答えは次のページへ

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久々に知識バンクの記事です。どーも青木です。

今回はいつものテイストとは変えて早速皆さんにクイズです。

なぞなぞではありません。知識を問う問題なので、素直に答えてください。

答えは次のページへ

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知識バンク④「4月14日はジャージャー麺を食べる日?」 https://brainsportsacademy.net/1232/ Wed, 14 Apr 2021 11:00:00 +0000 https://brainsportsacademy.net/?p=1232 2月14日は好きな異性や友達同士、お世話になっている方にチョコレートを渡すバレンタインデー、3月14日にはバレンタインデーのお返しを渡すホワイトデーというイメージを強く持っている方が多いと思います。 では4月14日は何の...

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2月14日は好きな異性や友達同士、お世話になっている方にチョコレートを渡すバレンタインデー、3月14日にはバレンタインデーのお返しを渡すホワイトデーというイメージを強く持っている方が多いと思います。

では4月14日は何の日でしょうか? 
日本ではあまり馴染みがないですが、お隣韓国ではブラックデーと呼ばれていて、バレンタインデーやホワイトデーで何ももらえなかった人や恋人のいない人が黒い服を着て、ジャージャー麺(チャジャンミョン)やコーヒーなど、見た目が黒い飲食物を食べる日、とされています。
この日にブラックデーでジャージャー麺やコーヒーを飲まないと、先の1年間は恋人ができないという都市伝説も。
ブラックデーで黒い服を着たりジャージャー麺を食べることで、恋人がいないアピールにもなるという側面もあるそうです。韓国ドラマでは「今年はジャージャー麺を食べることになりそう」のような会話が出ることがありますが、それは恋人ができなさそうということを意味します。

ブラックデーでみんなでジャージャー麺を食べる様子

ジャージャー麺というと、日本でいうと中華料理のピリ辛の赤い麺という印象が強いですが、韓国のジャージャー麺は黒い汁気のない餡に麺を絡めて食べます。
日本では一時期話題になったパラサイトという映画の中でも登場し、ご覧になった方では美味しそうに感じた方もいらっしゃったかもしれません。私も韓国のジャージャー麺が大好きで、韓国に行くと1度は食べます。
辛味よりも味噌の旨味がありとても美味しいです。韓国ではブラックデー以外にも引っ越しの後に食べるという風習もあります。日本の引っ越し蕎麦に近い感覚かもしれませんね。

黒い餡が美味しそうですね

コロナウイルスが空けて海外旅行ができるようになったら、韓国の本場でジャージャー麺を食べてみても良いかもしれません。

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知識バンク③「“場所法”と“ペグ法” どちらが良いのか?」 https://brainsportsacademy.net/1009/ Wed, 27 Jan 2021 11:00:00 +0000 https://brainsportsacademy.net/?p=1009 メモリースポーツは記憶術を使用する競技ですが、記憶術と言っても「場所法」、「ストーリー法」、「ペグ法」など様々な方法があります。 メモリーアスリートの中には「場所法」をメインとして使用している人がおそらく一番多いと思いま...

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メモリースポーツは記憶術を使用する競技ですが、記憶術と言っても「場所法」、「ストーリー法」、「ペグ法」など様々な方法があります。

メモリーアスリートの中には「場所法」をメインとして使用している人がおそらく一番多いと思いますが、種目によってミックスして使用したり、ストーリー法のみ、ペグ法のみで記憶する場合もあると思います。
勉強に活かしている人の中には、場所の数が足らずペグ法やストーリー法をメインで使用している人もいるかもしれません。

各記憶法について知らない方のために↓で簡単に記憶法を説明します。

各記憶法について
場所法:事前に準備した場所に覚えるものを置いて記憶する方法
ストーリー法:覚えるものでお話を作り記憶する方法
ペグ法:事前に作った数字のイメージに覚えるものを関連させて記憶方法
   (数字ではなく、トランプなどでも代用は可能)

自分の場合は、各競技で使う記憶術を分けています。

場所法
スピードカード、ロングカード、スピードナンバー、ロングナンバー、2進数、単語記憶、イメージ記憶(1分)、スポークンナンバー

ストーリー法
顔と名前、イメージ記憶(5分)、アブストラクトイメージ記憶

ペグ法
歴史の年号

という感じです。「歴史の年号」はストーリー法的な要素もありますが、数字を手がかりとして記憶しているので、ここではペグ法としています。

多くのメモリーアスリートは自分の好みで使う記憶術を決めているとは思うので、基本的に自分の好きなものを使用しても良いのですが、今回は科学的な見地でどの方法が良いのか見ていきたいと思います。

実はどの記憶法が一番効率的なのかという研究は今から40年以上前の1980年にJournal of Experimental Psychologyというジャーナルに論文が発表されています。原文を読みたい方は以下のリンクから全文が読めるので読んで見てください。

「The Effectiveness of Four Mnemonics in Ordering Recall」
Henry L. Roediger III /Journal of Experimental Psychology 1980
http://psychnet.wustl.edu/memory/wp-content/uploads/2018/04/Roediger-1980_JEPHLM.pdf

非常に簡単に要点だけ摘んで紹介をしていくと、パデュー大学の大学生150人の被験者に対して「反復」、「イメージ化」、「ペグ法」、「場所法」、「リンク法(ストーリー法)」の5つの方法について、20個の単語を記憶し回答するという比較実験を行っています。

20個の単語をそれぞれの記憶法で、記憶した後すぐに解答した場合と記憶後24時間後に解答した場合、いくつの単語を思い出すことができるのかという非常にシンプルでわかりやすい実験を行っています。
解答についてもStrict Score(厳密に採点した場合)とLenient Scores(甘めに採点した場合)の両方で実験をしています。
※Strict Scores:スペルミスや単数形と複数形の違いなどもNG Ex. ✕:「Car」と「Cars」
Lenient Scores:ニュアンスがあっていればOK Ex. ○:「Car」と「Vehicle」

他にも20個の単語のいくつ目の単語が間違えやすいかなども分析をしています。

10ページにも渡る論文をざっくりまとめて結論から言うと、
「場所法」>「ペグ法」>「リンク法(ストーリー法)」>「イメージ化」>「反復」
という結果になっています。
※実験の結果として部分的には、スコアが逆転している場合もあります。

このような結果から「ペグ法」よりも「場所法」の方が短期的にも長期的にも有効だということがアカデミックな見地からもわかっています。メモリースポーツは短期的な要素が強く、勉強や学習は長期的な要素が強いと思うので、場合によっては使い分ける方が良い場合もあるとも思いましたが、この実験からは「場所法」一択という感じの結果ですね。

記憶のシステムに迷った時や記憶について疑問を持った時、記憶に関わらず科学的な知見がほしい場合は、論文を読んで見るということをやってみると面白いかもしれません。

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知識バンク②「Google Scholarって知ってる?」 https://brainsportsacademy.net/997/ Wed, 20 Jan 2021 11:00:00 +0000 https://brainsportsacademy.net/?p=997 皆さん「Google Scholar」を知っていますか?おそらく多くの方がインターネットで検索をする時に「Google」で当たり前のように検索をしていると思います。「Google Scholar」はその論文バージョンです...

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皆さん「Google Scholar」を知っていますか?
おそらく多くの方がインターネットで検索をする時に「Google」で当たり前のように検索をしていると思います。「Google Scholar」はその論文バージョンです。

Google Scholarの検索画面

https://scholar.google.co.jp/

世の中には毎日のように多くの論文が発表されています。最近はコロナウイルス関連の論文が時々ニュースなどにも取り上げられることが多いので、一度は耳にしたことがある方もいるかもしれません。
ニュースで取り上げられた論文ってどんなものか見てみたいと思い、Googleで検索をしても検索にヒットすることはなかなかありません。そんな時にGoogle Scholarで検索をすると簡単に世界中の学術誌から検索内容にあったものを引っ張って来てくれます。

検索窓からキーワードを入れて検索をすれば良いのですが、検索エンジンの下部には「CDC」・「Nature」などが記載されています。これは学術誌名をあらわしており、世界に何千、何万もある学術誌の中でも特にメジャーな学術誌のホームページに飛ぶことができます。そのホームページからどのような最新の記事があるかを確認することもできます。

Natureのトップページにはコロナウイルスについての論文が多く記載されています

https://www.nature.com/collections/hajgidghjb

学術誌の中で特に有名なものがNature・Cell・Scienceであり、その頭文字を取って「NCS」と言われることもあります。研究者の中にはその3誌に掲載されることを目標に日々研究を行っている方も多くいます。

人によって興味のある分野は様々だと思うので、検索をしてみてください。世界の方が読む論文なので、基本的に論文は全て英語で書かれています。自分の興味のある分野の最新情報を知りながら英語力もアップさせることができるのでおすすめです。ぜひ一度覗いてみてください。

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知識バンク①「再生記憶と再認記憶」 https://brainsportsacademy.net/826/ Wed, 16 Dec 2020 11:00:00 +0000 https://brainsportsacademy.net/?p=826 メモリースポーツや目隠しルービックキューブのような記憶を使った競技だけでなく、学校の小テストから入学試験のようなものまで必要なことは、覚えた内容をいかにアウトプットできるかということが重要になってきます。今回はアウトプッ...

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メモリースポーツや目隠しルービックキューブのような記憶を使った競技だけでなく、学校の小テストから入学試験のようなものまで必要なことは、覚えた内容をいかにアウトプットできるかということが重要になってきます。今回はアウトプットの中でも再生記憶再認記憶というものについて書いていきたいと思います。

皆さんは再生記憶再認記憶という言葉は聞いたことがありますでしょうか?
なかなか日常生活の中では出てくる用語ではないので、知らない方が多いかもしれません。
Googleで検索をして調べてみると、いろいろなサイトでその説明がされていますが、おおよそどのサイトでも書かれていることが、
再生記憶:記憶した情報を、口頭や筆記、あるいは行為によってそのまま生成する記憶
再認記憶:提示された情報が記憶したものかどうかを確認する記憶

という内容です。

もう少し分かりやすく具体例をあげて説明をすると、
「①りんご ②犬 ③まぐろ ④テレビ ⑤バス」
という単語があった時に、
①〜⑤まで順番通りに思い出すことが再生記憶です。

一方、
①「りんご」○か✕か? ②「猫」○か✕か?・・・・・・③「バス」○か✕か?
というように、記憶したものがあったかどうかを判断することが再認記憶です。

当たり前かもしれませんが、記憶したものをそのまま思い出す再生記憶より、記憶したものがあったかどうか判断をする再認記憶の方が、難易度は低いです。

メモリースポーツの種目には様々な種類があり、難易度が高くミスが発生しやすい種目が「単語記憶」です。

10種競技の単語記憶の記憶用紙の一部
10種競技の単語記憶の解答用紙の一部

10種競技の単語記憶は1列に20個の単語すべて完璧に解答できて20ポイント、1つでも間違えると10ポイント、2つ以上間違えると0ポイントとなってしまう厳しい競技です。(スペルミスも許されません)

反対に一番得点の取りやすい種目が10種競技にある「5分イメージ記憶」です。
記憶用紙には、横1行に5つの絵が並んでいて、その順番を記憶します。
解答用紙には、バラバラの順番で1〜5の数字を絵の下の「Seq:」の欄に記入していくという種目です。
(1行目の答えは「1→4→2→5→3」となります)

5分イメージ記憶の記憶用紙
5分イメージ記憶の解答用紙

5分イメージ記憶の種目の場合、トップ選手のほとんどが1〜4までの絵をストーリー法で記憶し、5番目の絵は記憶しません。あえて見ないようにします。

そして解答の時に、見ていない絵に「5」と数字を記入し、残りの4つの絵で覚えたストーリーを思い出し、1〜4の数字を記入するというものです。記憶時に、5番目の絵を記憶しなければ、覚える量が4/5に減るだけでなく、さらに見ないようにすることで、解答時にその絵を見た瞬間答えが分かります。
記憶時に5番目の数字を見ないということが重要で、まさに人間の本能である再認記憶をうまく利用した技になっているのです。

メモリースポーツをやったことのない方は、種目によって難易度が異なることが意外に感じたかもしれませんが、種目によっては点がとりやすく、ハードルが低い種目もあるのです。
今回は脳科学の観点からメモリースポーツの種目について書いてきました。メモリースポーツの種目も競技としてではなく、別の視点で見るといろいろな見え方ができるのではないでしょうか?

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