メモリースポーツをプレイヤーとして指導者として活動していて、「この人はメモリースポーツに向いているなぁ。」と思うことがあります。個人的な感想なので、「必ずしもこれに当てはまらないからメモリースポーツをやっても無駄だ!」なんて思わないでくださいね。
・知的好奇心の旺盛な人
メモリースポーツをやっている人をみると、なんだかんだ高学歴だったり、進学校に通っていたり、小学生などでもクラスはおろか全国でもトップクラスの成績をとっているという人が珍しくありません。
これは生まれつき頭が良いというよりは、何かを探求する力だったり、そもそも頭を使うことに興味があることが多いと思います。なので頭を使う競技であるルービックキューブや暗算や速算の選手がメモリースポーツもやっていることもあります。
勉強が好きな人
メモリースポーツは、大学受験のセンター試験に似ていると感じます。
僕の出身大学は明治大学の農学部ですが、元々国立の医学部を目指していたこともあり、センター試験では、国語(現代文・古文・漢文)、英語(英文・リスニング)、数学(IA・IIB)、社会(地理・政治経済)、理科(生物・化学・物理)と5教科12科目を受験した経験があります。
センター試験の勉強はゲーム感覚で割と好きで、受験が終わる時には大人になってもセンター試験みたいなことをやりたいと感じていたほどです。
メモリースポーツもいろいろな種類の大会がありますが、特に10種競技では10種目全部の対策をしなくてはならず、どの種目もおろそかにできないので、医学部狙うならセンター試験で最低でも平均85パーセントを取らなきゃいけないという感覚に似ています。
(メモリースポーツは100点満点ではなく青天井式に点数が入るので、そこはやっていてより面白いと感じます。)
なので僕の運営しているBSAでも比較的高学歴の方が多い印象です。
また勉強が得意だと頭を使うことに抵抗がなくなるので、自信を持ってできるということもあると思います。
継続することのできる人
これはメモリースポーツに限ったことではないですが、メモリースポーツを初めてすごくセンスが良いのに、数年で引退してしまう人が多いのは非常に残念です。
各々いろいろな理由があると思うので、やめてしまうことは、否定はしませんが大成するにはある程度の継続性を持って長くやらないといけないと思っています。
どんなスポーツの名選手でも息の長い選手が偉業を成し遂げている傾向にあると思います。
語学が得意な人
国内大会の場合は日本語のみ話せれば問題はありませんが、大きな大会に出るには英語がある程度できることは必要になります。最低限の英語ができないと海外を行くことですらハードルに感じる上に大会まで参加するとなるとなかなか参加しづらいというのは間違いないでしょう。
語学が得意だと外国人選手とも会話が弾みますし、友人も増え、また海外の大会に参加したいと思えます。
こんな感じでメモリースポーツに向いている人というテーマで書いてみました。上の中に当てはまる人はメモリースポーツをはじめてみる価値はあると思います。
上記に当てはまらなくても、覚えることに関しての抵抗が減るので、結果的に暗記物に強くなり結果として勉強が得意になります。
本当に向いているのかどうかはやってみてはじめてわかるものなので、興味を持ったらやってみるということが大切だと思います。